上野アトレにあるお店は、いわゆる上野的な飲み屋街とは違った趣があり、主に上野まで観光にきたお客さんをもてなすことを一番に考えているお店が多いと思います。
今回はじめて行った上野アトレ内の「名代とんかつ かつくら」も、今まで食べてきた上野のとんかつとはちょっと違いました。
こちらが「季節野菜の湯葉巻きかつとひと口ヒレかつ膳」です。
ごはん、味噌汁、かつ、キャベツで組まれた献立はどこのお店でも変わらない黄金パターンですね。
本格的なお店なので、注文してから出来上がりまでしばらく時間がかかります。
「季節野菜の湯葉巻きかつとひと口ヒレかつ膳」ということで、お皿に乗っている左側がヒレカツ、右側が湯葉巻きかつです。
ヒレカツは1頭の豚からとれる量が少ないということで高めのお値段になりますが、脂が少ないということなので、赤身を楽しみたい人や高めの年齢層の方々に人気のイメージがあります。普通のロースのように噛んだ時にジュワッと肉汁がにじみでてくる、という感じではありませんが、さっぱりした上品な味です。
湯葉巻きの方はといえば、とてもあっさりしている分、ソースにつけるとほぼ素材の味が感じなくなってしまうので、あまりソースにつけないほうが良いですね。
キャベツ用のゆずドレッシングが風味よく程よくあっさりしていて美味しいので、いくらでも食べられてしまいます。そのキャベツがおかわり自由なのも何気にポイントが高いところです。
こちらがテーブルに備え付けられているソースです。甘口と辛口の2種類あり。甘いソースで食べてみましたが、酸味がなくて本当に甘いです。今までに食べたことのある甘いという感じではなく、とんかつと相性のいいちょっと不思議な甘さです。
順番が逆になりましたが、こちらが御膳の前に運ばれてくるゴマです。セルフサービスでゴマをすってから、甘口辛口どちらかお好みのソースと合わせて使います。ゴマはすりたてでないと香りがとんでしまうので、食べる直前にするのがオススメ。
東京ではなかなか見かけない白味噌のお味噌汁です。関東周辺のお味噌汁よりも塩味が薄め、なんとなく甘い独特のお味噌汁です。
そして、このお味噌汁、ごはんもおかわり自由となっています。
ごはんはおひつでテーブルまで運ばれてくるので、自分のペースでよそって食べられるのもまたいいところです。
質・量ともにかなりレベルの高いとんかつ店でした。
名代とんかつ かつくら アトレ上野店
季節野菜の湯葉巻きかつとひと口ヒレかつ膳 1,240円
（ランチパスポート使用 1,000円）
東京都台東区上野7-1-1 アトレ上野レトロ館2F
営業時間：11:00～23:00(L.O.22:00)
定休日：無休
座席数：60席
たばこ：完全禁煙
