2016年4月20日水曜日

台湾料理 新東洋の「パイコー丼」850円

アメ横のほぼ真ん中、線路の面した通りに「台湾料理 新東洋」という看板があります。一通りの多いアメ横にも関わらず、入り口がその真裏、線路下の小道側にあるちょっと変わった台湾料理店です。アーケード街にも少し似た、むしろクーロン城の様な少し怪しげな雰囲気のあるガード下にある隠れた名店です。


台湾料理にも色々ありますが、パイコーは日本でも有名な料理の一つだと思います。パイコーは排骨と書き、豚のあばら肉のことを言います。語源としては骨付き肉になるようですが、骨付きで出されることはほとんどありません。日本では主にパイコー麺として、ラーメンの上に乗せて提供されるものがほとんどだと思います。
新東洋では、もちろんパイコー麺もありますが、パイコーとご飯の組み合わせで食べてみたかったのであえてパイコー丼を注文しました。サラダとわかめスープがセットになっていて、栄養バランスに偏りがありません。

パイコーはとんかつに見た目がよく似ていますが、パン粉を使っていないのが一番の違いです。肉質についても、とんかつのようなロースではなく脂身の少ないあばらというのもひとつのポイント。日本にはないと思われる調味料で下味をつけているので、ソースなどをかけずにそのままいただきます。かすかに感じる中華料理とも違う独特の風味が、パイコーの魅力だと思います。どんな形であれ、肉料理はやっぱりご飯との相性がとても良いです。そして、脂分が少ないので食べた後もお腹にもたれないのがいいですね。

台湾料理 新東洋は、近くのお店が工事中などによってシャッターが降りているところもちょっと多めな線路下の小道にあります。このお店の名物料理、ローメンというものがありますが、それは次回のお楽しみにしたいと思います。




台湾料理 新東洋
パイコー丼 850円

東京都台東区上野6-10-2 2F
営業時間:11:30~16:00、17:30~23:00
定休日:無休
座席数:26席 (テーブル席のみ)
たばこ:喫煙可